【コラム】2020.04.12

 新型コロナウイルス感染拡大が止まらない。巣ごもり生活がいつまで続くのか。
個人事業主としての活動にも支障をきたしている現状、ここ最近の政府、自治体の対策のスピード感の無さにいら立ちを感じる日々。
2020.04.11神奈川新聞掲載コラム【照明灯】に語られている内容がそのまま今の心境を代弁してくれているので、引用、転載させていただくことにする。

【照 明 灯】
 要するに、あなたが言いたいことは何ですか?黒岩治知事の著書「メッセージ力を高める黒岩の法則」(飛鳥新社)の帯にあるうたい文句である。テレビキャスターの経験を生かして、伝わる言葉を教示している。それなのに▼「東京と神奈川は一体だ」という理由で外出自粛を要請したのは3月26日。その後、夜間外出禁止の自粛要請にも同調した。ところが4月8日には一転し「(都と)歩調を合わせるのは不可能に近い」▼そして昨日である。休業を要請する業態について「東京と全く同じにそろえたい」と、再び転換した。
数日前には「休業補償とセットでなければ」と力説していたはず。その整合性は中ぶらりんのまま▼「『死ね』と言われているようなものだ」「暇すぎです。助けてください」。飲食店の断末魔のような叫びが響く。「一刻一秒を争う問題ではない。そこまでの切迫感はないでしょう」という知事の認識は、どう伝わったろうか▼都の財政との違いは今に始まったわけではあるまい。都知事の独走には不快感もあるかもしれぬ。でも「ずっと前から危機感を持って取り組んできた」と強調しているから期待も大きかった。名前は補償金でも協力金でもいい。行政はどう対応してくれるのか、要するに。
【2020.4.11】

もうすでに医療現場は崩壊、医療や介護といったキーワーカーへの負荷も大きく感染の危険の中で頑張っている。過去に観た映画「感染列島」(2008年)を思い出す。われわれ一人ひとりが行動を考え感染しないことを肝に銘じるべきである。

 政府の伝家の宝刀であったはずの緊急事態宣言は、ただの竹光の刀で宣言自体がすでに骨抜き状態。水面下で動きを鈍らせる足かせは東京オリンピック・パラリンピック、政治家は国民の安全よりも経済を優先、後に控える選挙のことが気になっているのか?
今のような協力金の出し惜しみはかえってマイナスになると思うのだが…。
 諸外国、特にドイツやイギリスなどの英断と休業補償に対するスピードの速さ、日本も見習うべきであろう。

以上