◇「国際物流総合展 2024」視察_2024.09.10

◇「国際物流総合展 2024」視察_2024.09.10

会場: 東京ビッグサイト 東1~8ホール
展示会テーマ:「持続可能な道、物流の明日を育む」
主催:一般社団法人 日本産業機械工業会
   一般社団法人 日本産業車両協会
   一般社団法人 日本パレット協会
   一般社団法人 日本運搬車両機器協会
   一般社団法人 日本物流システム機器協会
   公益社団法人 日本ロジスティクスシステム協会
   一般社団法人 日本能率協会
開催規模: 580社・団体/3,241ブース (9/1 時点)
開催期間: 2024年9月10日 (火) ~ 9月13日 (金) 4日間
来場登録者数:84,193名(プレス発表速報値)

東京ビッグサイト展示棟前

東京ビッグサイト展示棟前

◇視察目的:
  食品工場の製造工程や保管倉庫などに導入可能な自動化・省力化・省人化に関連する機械装置、運用システムなど最新技術情報収集を目的に視察を行った。

◇全般的な展示内容:
 「国際物流総合展」は、2年に1度開催されているアジア最大級の専門展示会。内外の最新物流機器・システム・情報等のソフトとハードを一堂に結集。本展の会場は東1~8ホールを使用し、自律走行型搬送ロボット(AMR)をはじめとした搬送機器や自動倉庫、倉庫管理システムなど、物流業界に向けた最新の技術や製品の多くをデモ展示していた。

◇注目したメーカーの製品・システム
 主に「搬送システム」、「仕分けシステム」、「ピッキングシステム」、「保管システム」に強みを持っているメーカーを視察し、注目した製品・システムついてレポートする。

1. 株式会社椿本チエイン https://www.tsubakimoto.jp/

株式会社椿本チエイン

注目製品:3D ピッキングシステム「T-ASTROX」
用途:ピッキングシステム

 「T-ASTROX」は、台車が商品を作業者の手元まで運んでくる「Goods to Personシステムを採用」、移載トレイをハンドリングするため、専用ケースへの移し替えが不要で、コンテナやオリコンや段ボールなど様々な保管形態に対応する「荷姿を選ばない保管形態」、企画から開発、設計まで一気通貫して「自社で対応」できることを強みとしている。

写真1 – 1. 3D ピッキングシステム「T-ASTROX」

写真1 – 1. 3D ピッキングシステム「T-ASTROX」

注目製品:仕分けユニット「クイックソート EP / クロス」
用途:仕分け

 クイックソートは、ターンローラタイプの高速自動仕分けシステム。高速かつ搬送物に優しい仕分け装置で、省スペースかつ高能力な入出庫装置(直角移載機)のニーズをターゲットにメンテナンス性に優れた「仕分け・分岐ユニット」をベースに周辺コンベヤを配置し、入荷から出荷まで自動化を図る仕分けシステムとして紹介していた。1つのモータですべてのローラを回転させるシンプル構造が特長である。

写真1 – 2. 仕分けユニット「クイックソート EP / クロス」

写真1 – 2. 仕分けユニット「クイックソート EP / クロス」

注目製品:自動連結切離しユニット「ACTDOM」
用途:搬送

 「ACTDOM」は、AGVに取付けることで、台車のけん引搬送に必要な連結と切離しの作業を自動化し、省人化、省力化に貢献するユニット。このユニットの特長は、「位置検出による自動連結」が可能で、既存の台車に指定のマーカを貼り付けることで「様々なサイズの台車に対応」ができる。さらに変位吸収機構を搭載し「段差や傾斜がある場合も対応」し、「後退駐車で整列することが可能」なため、指定スペースでの切離しができる。

写真1 – 3. 自動連結切離しユニット「ACTDOM」

写真1 – 3. 自動連結切離しユニット「ACTDOM」

注目製品:プラチェーンコンベヤユニット「WinCS mini」
用途:搬送

 「WinCS mini」の特長は、標準化されたコンベヤであることから「型番選定が可能」で、滑り性の良いプラスチックモジュラーチェーンで搬送物のアキュームレーション(滞留)を可能にすることができ、チェーンの切継ぎ作業が容易でメンテナンス作業も短時間で行える。コンベヤ端部にノーズバーを使用することで搬送物のスムーズな乗り移りが可能。スプロケット駆動で安定した搬送ができると紹介していた。

写真1 – 3. プラチェーンコンベヤユニット「WinCS mini」
写真1 – 4. プラチェーンコンベヤユニット「WinCS mini」

写真1 – 4. プラチェーンコンベヤユニット「WinCS mini」

2. 三機工業株式会社 https://www.sanki.co.jp/

三機工業株式会社

注目製品:ソーティングロボットシステム「メリス・ビアンカ」
用途:搬送

 「メリス・ビアンカ」の特長は、1台の搬送型ロボットにコンベアを2台装着、小型搬送物の場合は2個同時に効率の良い搬送が可能で、作業員と搬送型ロボットを完全隔離するステーション式投入システム。人とロボットを隔離することで、最大120m/minの走行速度を可能にしている。高性能の搬送モータと堅牢な構造により、最大50kgの搬送物を静粛かつ高速搬送が可能。上位システムが全ロボットの位置と動きを常に監視し、最適ルートを常時出し続ける高性能なソフトウェアを搭載。仕分能力は4800個/時(参考)が可能。但し、レイアウトやステーション設置位置により変動する。

写真2 – 1. ソーティングロボットシステム「メリス・ビアンカ」

写真2 – 1. ソーティングロボットシステム「メリス・ビアンカ」

注目製品:仕分けシステム「BBソータ」
用途:搬送・仕分け

 「BBソータ」は、3方向仕分け装置「Branch Ball」を複数台連結させユニット化した仕分けシステム。搬送可能な搬送物は段ボール箱だけでなく、封筒などの薄物、アパレルなどの袋物や小物も優しく搬送・仕分けすることができる。また、種類の異なる搬送物を混在して搬送することも可能。千鳥に配置したボールの回転方向を制御することで搬送物を左右又は直進方向に仕分けることができるシステムでデモ展示していた。1時間当たりの仕分け能力は最大3,000個(幅200mm×長さ250mmの場合)、搬送物の重量は最大10kgである。

写真2 – 2. 仕分けシステム「BBソータ」

写真2 – 2. 仕分けシステム「BBソータ」

3. 伊東電機株式会社 https://www.itohdenki.co.jp/

伊東電機株式会社

注目製品:仕分けシステム「id-DVT(Ideal dual virtual digital twin)」
用途:搬送・仕分け

 「id-DVT(Ideal dual virtual digital twin)」は、バーチャル空間と現実空間で同じコンベヤを並送させ、バーチャル空間の理想の搬送に対して、現実空間で搬送トラブルが起きないように制御する技術。搬送物の位置や動き、スループット、エラー情報、MDRの寿命まで、リアルタイムで追跡しており、パーフェクトな搬送・仕分けを実現する仕分けシステムと紹介していた。

写真3 – 1. 仕分けシステム「id-DVT(Ideal dual virtual digital twin)」
写真3 – 1. 仕分けシステム「id-DVT(Ideal dual virtual digital twin)」

写真3 – 1. 仕分けシステム「id-DVT(Ideal dual virtual digital twin)」

注目製品:ソーティングシステム「PieceSORTER-4000」
用途:ソーティング

 「PieceSORTER-4000」は、EC物流で増える小口配送、これらの課題を解決する、静音・省エネ・小物搬送ソーティングシステム。搬送物に優しく、静音・衝撃吸収搬送モジュール「フレキシブルノイズレスローラ FNR」による総量ピッキングした小物・軟包装品を、バラして、整列させ、仕分ける実運用に近い新しい搬送システムである。

写真3 – 2. ソーティングシステム「PieceSORTER-4000」
写真3 – 2. ソーティングシステム「PieceSORTER-4000」

写真3 – 2. ソーティングシステム「PieceSORTER-4000」

注目製品:ソーティングシステム「VSS-2500」
用途:仕分け

 「VSS-2500」は、縦方向の空間を利用した自動仕分けが行えるソーティングシステム。限られたスペースでも、運用に合わせた搬送ラインを簡単に構築でき、生産能力が高められる。レイアウト変更のデモ実演でアピールしていた。

写真3 – 3. ソーティングシステム「VSS-2500」
写真3 – 3. ソーティングシステム「VSS-2500」

写真3 – 3. ソーティングシステム「VSS-2500」

4. オークラ輸送機株式会社 https://www.okurayusoki.co.jp/

オークラ輸送機株式会社

注目製品:省スペースパレタイズ「EasyPAL(イージーパル)」
用途:パレタイズ

 「EasyPAL(イージーパル)」は、協働ロボットを活用した省スペース型のパレタイジングシステム。オフラインティーチングソフト「OXPA-QmC」を使いパソコン上で搬送物の寸法や重さなどのデータを入力するだけでプログラム(パターン)が自動生成でき、侵入防止柵が不要なので省スペース化に有効である。ロボット本体は64kgと軽量でコンパクトながら最大20kgの搬送物のハンドリングが可能でレイアウトによって異なるが、処理能力は毎分5 ~ 8 ケースである。

写真4 – 1. 省スペースパレタイズ「EasyPAL(イージーパル)」
写真4 – 1. 省スペースパレタイズ「EasyPAL(イージーパル)」
写真4 – 1. 省スペースパレタイズ「EasyPAL(イージーパル)」

写真4 – 1. 省スペースパレタイズ「EasyPAL(イージーパル)」

注目製品:段ボールケース開梱「RandomEasyOpener」
用途:開梱

 「RandomEasyOpener」は、段ボールケースの天面を自動切断する開梱装置。独自のカッターで切断するため、ケース内の品物を傷付ける心配がない。面倒な開梱作業の自動化でピッキング効率を向上できると紹介していた。

写真4 – 2. 段ボールケース開梱「RandomEasyOpener」
写真4 – 2. 段ボールケース開梱「RandomEasyOpener」
写真4 – 2. 段ボールケース開梱「RandomEasyOpener」

写真4 – 2. 段ボールケース開梱「RandomEasyOpener」

注目製品:パレット搬送「AGVシステム」
用途:搬送

 「AGVシステム」は、これまで台車やフォークリフトを使って、人が行っていた工程間の運搬作業を人に代わって行う「AGV(自動搬送ロボット)システム」を紹介している。AGVは工程間搬送を自動化する搬送ロボットで、1トンまでの重量物に対応し、パレットに載ったケースを目的地まで運ぶ。フル充電で1.5時間、最大8時間走行が可能である。活用事例として棚搬送による「歩行レスピッキング」やパレタイズ・デパレタイズ用ロボットと連携した「ケースピッキング」などのマテハンシステムを提案していた。

写真4 – 3. パレット搬送「AGVシステム」
写真4 – 3. パレット搬送「AGVシステム」
写真4 – 3. パレット搬送「AGVシステム」

写真4 – 3. パレット搬送「AGVシステム」

5. 村田機械株式会社 https://www.muratec.jp/

村田機械株式会社

注目製品:ケース搬送・仕分けロボット「Uni-SHUTTLE HP」
用途:搬送・仕分け

 「Uni-SHUTTLE HP」は、2010年販売開始の「Uni-SHUTTLE HP」に新ラインナップとして登場。荷姿を選ばないフリーサイズ対応と、高能力の搬送/仕分け機能を併せ持つシャトル式自動倉庫システムは、グループ出庫、順列出庫はもちろん、GTPシステムとして活用が可能なピッキング、仕分けシステムとしてデモ展示していた。

写真5. ケース搬送・仕分けロボット「Uni-SHUTTLE HP」
写真5. ケース搬送・仕分けロボット「Uni-SHUTTLE HP」

写真5. ケース搬送・仕分けロボット「Uni-SHUTTLE HP」

6. THK株式会社 https://www.thk.com/jp/ja/

THK株式会社

注目製品:自動倉庫向けユニット「コンテナ型自動倉庫ユニット」
用途:搬送・仕分け

 「コンテナ型自動倉庫ユニット」は、自動倉庫向けユニットとして展示されていた。Y軸に多段スライドユニットをロボット走行軸モジュールMRTに搭載し中央に設置、収納棚を左右に配置したレイアウトでのデモンストレーションを行っていた。カスタマイズ提案として全長、全高、棚の配置(最長20m×3.5m)まで対応することを紹介していた。

写真6 – 1. 自動倉庫向けユニット「コンテナ型自動倉庫ユニット」

写真6 – 1. 自動倉庫向けユニット「コンテナ型自動倉庫ユニット」

注目製品:飲料缶ピッキングシステム「PRS-MCP」
用途:ピッキング

 「PRS-MCP」は、飲料用缶ピッキングシステムとしてデモ展示していた。エンドエフェクタ(ロボットハンドPRSシリーズ)ハンド内側にある6カ所の吸着パッドで飲料缶を吸着し、6缶単位でピック搬送する。缶のサイズは350ml、500mlに対応してピッキングする。さらに缶吸着側とは反対に設けた2カ所の吸着パッドでピックし終えた空箱を吸着する“空箱ピッキング”動作も1つのハンドで行うことができる構造になっていた。使用環境により異なるが標準的なピッキングサイクルは1,800本/時である。

写真6 – 2. 飲料缶ピッキングシステム「PRS-MCP」

写真6 – 2. 飲料缶ピッキングシステム「PRS-MCP」

7. 株式会社ダイフク https://www.thk.com/jp/ja/

株式会社ダイフク

注目製品: AGV「ソーティング・トランスファー・ロボット(SOTR)」
用途:搬送・仕分

 最新機器として搬送や仕分けを自動化するAGV「ソーティング・トランスファー・ロボット(SOTR)」のデモ展示を行っていた。可搬質量1000kgで荷役台(パレット)ごと搬送する「SOTR-L」、20kgまでのケースやコンテナを運ぶ「SOTR-M」、物を1個単位で仕分け搬送する「SOTR-S」の3種類をシリーズ化。これらを組み合わせて、物流現場で扱いが多い「パレット」「ケース」「ピース」の全てに対応すると紹介していた。「ケースやピースの搬送はコンベヤを使う場合が多いが、工程間をAGVに置き換えることでより柔軟に運用できるとアピールしていた。

写真7. AGV「ソーティング・トランスファー・ロボット(SOTR)」

写真7. AGV「ソーティング・トランスファー・ロボット(SOTR)」

8. 株式会社 IHI物流産業システム https://www.ihi.co.jp/ilm/

IHI物流産業システム

注目製品:統合制御システム「L-Sync(エルシンク)」
用途:統合制御システム

 「L-Sync(エルシンク)」は、物流現場のロボットや自動倉庫、自律搬送ロボット(AMR)、搬送機器などの自動化機器を、メーカーに関わらず効率的に統合制御できるシステムである。後付けもできる仕様で、来年の発売を目指して実証実験を重ねていると紹介していた。 展示ブースでは、複数メーカーのAMRをはじめ、自社製の自動化機器などを統合制御するデモンストレーションを行っていた。

写真8. 統合制御システム「L-Sync(エルシンク)」

写真8. 統合制御システム「L-Sync(エルシンク)」

9. 株式会社サトー https://www.sato.co.jp/

株式会社サトー

注目製品:ラベル自動印字貼付ロボット「S-ROBO Pro」
用途:ラベル貼付け

 「S-ROBO Pro」は、商品の形状(高さ・位置・向き)や貼り付け位置を3Dカメラで読み取り、高速で正しい位置にラベルを貼り付けるロボットである。特長としては、商品を揃えて投入する必要がなく、商品の切り替えは最短1分。3Dカメラで形状(高さ・位置・向き)を計測。 形状が不揃いの商品や無地のパッケージ商品でも貼り付け位置を自動検出。正確なラベル貼り付けが可能である。

写真9. ラベル自動印字貼付ロボット「S-ROBO Pro」

写真9. ラベル自動印字貼付ロボット「S-ROBO Pro」

10. 株式会社ギークプラス https://www.geekplus.jp/

株式会社ギークプラス

注目製品:自動搬送システム/自動仕分けシステム「PopPick Station」
用途:搬送・仕分

 「PopPick Station」は、倉庫の高さを有効活用し、防火シャッターを通過できる高さ(3.9m)で稼働が可能な自動搬送システムである。保管効率はもちろん、AGVの特長である高いコストパフォーマンスと柔軟性・拡張性をいかした設計となっている。無駄な動きを極限まで排除し、クレーンの動きを速くしたことでコンテナの入出荷速度の向上を実現した。部品改良により故障しづらい構造となり、短時間でメンテナンスを行うことが可能であると紹介していた。

写真10 – 1. 自動搬送システム/自動仕分けシステム「PopPick Station」

写真10 – 1. 自動搬送システム/自動仕分けシステム「PopPick Station」

注目製品:保管倉庫システム「Four-way Shuttle Solution」
用途:保管・ピッキング

 「Four-way Shuttle Solution」は、1階層部分にピッキング効率の高いAVGを、2階層以上に保管効率の高いRGV方式を導入し、高いスループットと保管効率の両方を実現させたソリューションである。ピース、カートン、パレットなど小物から大物まで幅広い保管とピッキングが可能で、ロボットのルート最適化を図り、少ないロボットで最大限の効率化を実現すると紹介していた。

写真10 – 2. 保管倉庫システム「Four-way Shuttle Solution」

写真10 – 2. 保管倉庫システム「Four-way Shuttle Solution」

11. プラスオートメーション株式会社 https://plus-automation.com/

プラスオートメーション株式会社

注目製品:保管ソリューション「AirRob」
用途:仕分・保管・ピッキング

 「AirRob」は、高スループット・高密度保管・自由なレイアウトを同時に実現する自動倉庫。展示ブース内でのデモでは、保管商品を「AirRob」で出荷し、立体型ソータt-Sort 3Dで自動仕分けを行う工程の実演を行っていた。AirRobは、SKU数が多く、高頻度に入出庫を行うオペレーション向けの自動倉庫である。

写真11. 保管ソリューション「AirRob」
写真11. 保管ソリューション「AirRob」

写真11. 保管ソリューション「AirRob」

12. ホクショー株式会社 https://www.hokusho.co.jp/

ホクショー株式会社

注目製品:無人化システム「ワンオペレーション対応PAS」
用途:仕分・搬送・ピッキング

 展示ブースでは、”ワンマンPAS《無人化への挑戦》”をテーマとして、バラ物自動仕分けシステムPASにロボットや無人搬送車を組み合わせて高度に自動化した「ワンオペレーション対応PAS」をデモ展示していた。ブース内のデモンストレーションエリアにおきまして、ビデオプレゼンに加え実機による稼働実演もしていた。

写真11. 保管ソリューション「AirRob」
写真11. 保管ソリューション「AirRob」

写真12. 無人化システム「ワンオペレーション対応PAS」

◇ 最後に
 マテハン技術を強みに持つメーカーは、物流現場全体を統合制御して高度な自動化を実現するハードとソフトを組み合わせた制御技術の提案が目立っていた。原材料の入庫や出庫、製造工程間の搬送、仕分け、ピッキング、保管など食品の製造工場や一般産業機械の製造工場の物流分野での課題解決に向けたデジタル技術による展示が注目されると感じた。

以上

【参考引用先】
1. 展示会レポート「国際物流総合展」視察_2022.09.13 木本技術士事務所HP
https://www.kimoto-proeng.com/exhibition/2884
2. 各社HP URL先 製品紹介等